震災と環境
2011/04/28 15:34:08
吉田晋記者の「記者ノート」より以下引用
震災から1カ月、環境NGOのメンバーや研究者と一緒に被災地に足を運んだ。
海沿いの道は、行けども行けどもがれきの山。
廃墟となったビルのトタンが風にきしむ中、言葉もなく立ちつくすばかりだった。
こんな時に「環境」と言ってる場合か。
環境担当記者なのに、震災後ずっと感じていた。
現場に立ち、やはりその思いはぬぐえなかった。
しかし、研究者たちの議論を聞くうちに、違う視界が開けてきた。
こんな時だからこそ、環境を語ることに意味がある、と。
人類の力で自然はいかようにでも管理できる、との過信のもとで、多くの環境問題が生じた。
その反省に立って、生物多様性や持続可能性の尊重という知恵にたどり着いた。
大津波や原子力災害などで現代の科学技術の限界があらわになった今、
これからの復興は、発想やライフスタイルの転換が求められることになるだろう。
未来を見据えて社会のあり方や価値観を問い続けてきた「環境」の視座の出番だと思う。
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